27 10月, 2023
日本のGDP、世界4位に転落
2023年の名目国内総生産（GDP）で日本はついにドイツに抜かれ、世界3位から4位に転落するとの見通しが、国際通貨基金（IMF）から示されました。
最近の円安や、ドイツのインフレ率の高さが影響したのですが、実質的な経済成長率の差が長年積み重なった結果でもあるようです。
名目GDPは、各国が生み出した付加価値の総額で、経済規模を表すが、物価変動の影響も受け、ドル換算で比べると世界1位はアメリカ、2位が中国となっています。
IMFは今月公表した「世界経済見通し」で、日本の23年の名目GDPを前年比0・2%減の4兆2308億ドル（約630兆円）、ドイツは同8・4%増の4兆4298億ドル（約660兆円）と予測し、日本は1968年に当時の西ドイツを抜いて、世界2位の経済大国になったのですが、2010年に中国に抜かれ、半世紀を経て再びドイツに逆転される見通しとなっています。